「考えてから指を動かす」から「考えなくても指が動く」へ

そろばん上級者が計算している手元(指)を見たことはありますか?

目が追い付かないほどの速さで、珠を弾いていきます。

「目にも止まらぬ」という表現がピッタリです。


指を動かすとき、頭で考えてるの…?


疑問に思う方もいると思います。


はじめ(そろばんを始めたばかりのころ)は、もちろん、考えてから指が動きます。

「目で数字を見て」→「頭で考えて」→「指が動く」ですね。

これが、上級になると、

「目で数字を見て」→「指が動く」になります。

目から入った情報が、脳を通らずに指に伝わるイメージです。(←「パターン認識」というらしいです。)

「頭で考えて」がないので、スピードも速くなります。

これは特別な能力ではなくて、練習を重ねるうちにだれでも身についてくることです。


では、それが切り替わるときはいつでしょうか?

今まで見てきた子の様子を見ると「年齢と練習量によって、人それぞれ」のようです。


人によって違う、「切り替わる時期」。

(全員ではありませんが)見ていて「その時期かな」とわかるケースがあります。


計算は早くなったけど、間違いが増えた(=時間内に終わるけど点数が悪い)。


今まで、考えてから指を動かしていたのが、考えずに指を動かすようになってきています。

間違いが増えるのも当然ですよね。

本人も保護者の方も、「そろばん苦手になったような気が…」と思いがちな時期です。


早い級でこの時期を迎えると、「そろばん向いていない気が…」とまで思わせてしまうので、以外とやっかいです。

「苦手になった」、「向いていない」ではなくて、「脳が上級の使い方に切り替わる」喜ばしい時期です。

ここを超えれば、グンと点数も伸びてきます。

 

とはいっても、超えるまでは点数はなかなか伸びないので、ガマンの時期ですね…。

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